平和と人権を守る

 市民ネットワーク福岡は、すべての人の人権が尊重され平和に暮らすことができる社会づくりをめざします。戦争は最大の人権侵害です「戦争やテロのない社会」は世界共通の願いです。平和主義を基本原理とする憲法を守り「平和と人権が守られる社会」を市民の手でつくります。

子どもから高齢者まで、障がいがあっても、病気になっても、一人ひとりが守られ、支えあって生きることのできる地域社会をつくります

子どもは権利の主体であり、その権利は大人と同様に尊重されるべきです。こどもの権利を守る社会をつくるためには子育てをする大人への支援だけでなく子どもを直接支える“子ども支援”施策の充実が必要です。一人ひとりの子どもが必要とする支援を実践し、すべての子どもが生きていく希望を実感できる、子どもに一番の幸せを保障する社会・まちをつくります。

〇市民が決める・市民がつくる

1.市民が政策の策定と決定に参画できる仕組みを作る

2.市民団体の育成・支援策を充実させる

〇誰もが住み慣れた地域で暮らし続ける

1.市民の力で支えあいの地域をつくる

2.歳をとっても、障がいがあっても、不自由なく住み慣れた場所で暮らせる仕組みを作る

3.生活保護制度を使いやすくする

4.住宅困窮者を対象に安くて良質な住宅を増やす

〇生活が豊かになる労働環境整備

1.女性も男性も共に働き、仕事と生活のバランスが取れる環境整備を進める

2.若者が将来に希望を持って働ける社会づくり

3.障がいがあっても自分らしく働ける場を地域につくる

〇誰もが必要な医療を安心して受けられる社会に

1.安心して子どもを産み育てることのできる医療体制に

2.必要な人が医療を受けられる保険制度へ

3.住民参加で地域医療の充実を

運営委員それぞれが考える実現したい政策

政策とは、自分や身近な人たちの困りごとを社会で何とかしようと考え作るものです。例えば市民ネットの運営委員はこんな政策を実現したいと考えています。

Y.K

持続可能な開発目標(SDGs)に目を向ける中、特に必要だと思うことを政策として考えたいと思っています。

①人々の人権を大切に守る

②人々が暮らしやすい地球(環境問題)を創る

①人は生まれながらにして持つ権利を尊重する「基本的人権の尊重」は、日本国憲法の中でも、最も大切な3原則のうちの一つです。

身の回りにある様々な人権問題について、正しい理解と認識を深めて、解決につなげていくことが必要だと思います。その中でも特に学校教育の場をより良いものにしていきたいと考えております。

理由

私自身が息子の不登校時代(中学1年夏〜3年)を経験したことや、オリンピアンとして特別支援学校等に訪問し、かけっこ教室や講演を行ったときに感じていました。義務教育である中学時代に息子が学校へ行かないことへの葛藤や不安があり、息子の居場所を作ってあげよう、学校以外の場所で学べるところはないだろうか?と考え、親同士の会に参加し、コミュニケーションの大切さを実感しました。

また、特別支援学校へ訪問した時は、子どもたちの笑顔や先生たちの真剣な指導に感動しました。これらの環境をより良くしていきたいと思ったからです。

②子どもたちが将来、この地球で幸せに暮らしていけるためにも、大人たちが考えていかなければならない環境問題(持続可能な街づくり)にも目を向けていかないといけないと思っています。

S.T

人権を基本に据えた政策

人が衣食住に困らず文化的に生きる権利、差別なく尊重される権利、貧しくても望むだけ教育を受ける権利、やり甲斐搾取されず安定した仕事で収入を得る権利、あげるときりがありませんが、「人を大切に、人らしく生活できるようにするための政策」を作っていきたいと考えています。

数ある中で一つ例をあげるなら、やはり自分が女性なので女性への差別を無くしていきたいと思っています。入試の時に点数ではなく性別で不合格にされる事を無くす、保育士など女性が多いケア労働の賃金が安すぎるので上げる、法律婚で別姓を選択できるようにするなど。

子供の権利では、離婚した場合養育費を支払わない親が多いので子供の権利を守る為に行政による立替払い制度を実現させたいと考えています。

H.T

子どもの貧困への対策

(例)親が仕事ができない場合

→収入がない、子どもが家の世話をしないといけない(ヤングケアラー)、勉強できない(部活、習い事に行けない)、子どもも引きこもり(病気、コミュニケーション不足による悪化)、子どもも早くから仕事を始めないといけない(知的労働ができない)→日本を支える人材が育たない→どこかできちん対策をしないと、いろんな分野で必要とする人材不足が発生し、政策をかかげてもその政策を実行できる人材不足で破綻する。

子どもの貧困の対策を行うことで、いろんな業界の政策が実現可能になり、子どもの貧困が減ることで、教育や福祉分野のソーシャルスキルを必要とする分野の教育や育成にもコストが割けるようになる。

E.Y

福岡市立の小中学校全校に情緒学級(通級指導教室も)を設置する。

スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー、司書、支援員等を会計年度任期雇用から正規雇用にするなど、待遇改善を早急にすすめる。

支援員を増やし、子どもの居場所としての学校を機能させる。教員を増やし、実践として通用する研修ができるように職場環境を改善する。

ステップルーム(不登校児対応クラス)の設置基準を変え、市立全ての小学校に設置し、中学校のように担当の先生をつける。保健室での不登校や教室に入らない子への対応は養護の仕事の範囲を越えるため行き届かない。小学校での対応が中学校での不登校へと続いている。

学校給食のオーガニック化と無償化。これは贅沢ではなく、子どもの生きる権利の保障。

N.A

高齢者の見守りや拠り所(例えば公民館や民生委員の数を増やす等)

  昨年地域の独り暮らしの方が孤独死されました地域の活動で集まったりしていた方なので残念です。お節介が中々出来ない世の中ですが何とかなったのでは?と思うばかりです。

A.M

生活保護受給者になれる収入基準を2万円くらい上げる

状況によりですが、病気で仕事ができない中高齢で雇用保険で繋いている、復帰後沢山は働けない、等、不安でたまらない状況をギリギリまで置かずに早目に先が見える生活をする為の話がケースワーカーとできるようにする。

市民の皆さんが自分たちの生活のために声を上げ要望する事が政策となります、私たち市民ネットは皆さんと共に要望を議会に届け政策の実現を目指します。